「のれん」を「廊下」に使うのは、日本の家庭でよく見られるおしゃれで機能的なアイデアです。
廊下でのれんを使う主な目的や選び方のポイントをいくつかご紹介します。
廊下でのれんを使う主な目的・活用方法
- 目隠し効果:
- 廊下の奥にある部屋(洗面所、トイレ、収納スペースなど)をさりげなく隠したい場合。
- 玄関から直接部屋が見えるのを防ぎたい場合。
- 来客時に生活感を隠したい場合。
- 冷暖房効率アップ:
- リビングや居室と廊下を仕切ることで、冷気や暖気の移動を防ぎ、エアコンの効率を高めます。特に階段下やLDKの入り口などによく使われます。
- 空間の間仕切り・ゾーニング:
- ワンフロアの中にゆるやかな区切りを作りたい場合。
- 広すぎる廊下にメリハリをつけたい場合。
- インテリアとしての演出:
- 無機質になりがちな廊下に色や柄を加え、季節感を出したり、和モダン、北欧風など特定のテイストを演出したりできます。
- 殺風景な空間にアクセントが欲しい場合に最適です。
- 風水的な意味合い:
- 玄関から入った気が直接奥に抜けてしまうのを防ぐ、空間の気を整えるといった目的で使われることもあります。
廊下用のれんを選ぶ際のポイント
- サイズ(幅・丈):
- 幅: 廊下の幅に合わせ、少しゆとりがあるくらいが良いでしょう。突っ張り棒を使う場合は、棒の長さに合うものを選びます。
- 丈:
- 完全に目隠ししたい場合: 床に少し触れるか、数センチ浮く程度の長めが良いです。
- 出入りが多い場所: 足元に引っかからないよう、床から10~20cm程度浮かせた短めの丈が良いでしょう。
- 階段の踊り場など: 転倒防止のため、短めを選ぶか、邪魔にならない位置に設置しましょう。
- 素材と透け感:
- 麻(リネン): ナチュラルで涼しげな印象。透け感が程よくあり、光を取り込みつつ目隠しできます。和風にも洋風にも合います。
- 綿(コットン): 柔らかい風合いでカジュアルな印象。デザインが豊富です。厚手のものなら透け感は少なめ。
- ポリエステル: シワになりにくく、丈夫で洗濯しやすいのが特徴。デザインも多岐にわたります。
- 厚手・薄手: 完全に隠したいなら厚手、光を取り入れたいなら薄手やレース調を選びましょう。
- デザイン(色・柄・テイスト):
- 部屋全体の統一感: 廊下だけでなく、隣接する部屋の壁紙や家具の色、テイスト(和風、モダン、北欧、アジアンなど)に合わせて選ぶと良いでしょう。
- 季節感: 季節ごとに付け替えるのも楽しい使い方です。夏は涼しげな麻や水色系、冬は暖かみのある色や素材など。
- 無地・柄物: シンプルな廊下には柄物でアクセントを、すでに賑やかな空間には無地で落ち着きを。
- 設置方法:
- 突っ張り棒: 最も手軽で賃貸でもOK。穴を開けずに設置できます。
- のれん棒(木製・アイアンなど): 突っ張り棒よりもしっかりとした印象を与えます。両端をビスで固定する場合もあります。
- カーテンレール: カーテンクリップなどを使えば、のれんをカーテンレールに吊るすことも可能です。
どこで購入できるか
- インテリアショップ: ニトリ、IKEA、無印良品など
- ホームセンター: DIY用品と一緒に見つかることも
- オンラインストア: 楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングなど(「のれん 廊下」「間仕切り のれん」などで検索)
- 和雑貨店: 和風のれんが豊富
廊下でのれんを使用することで、機能性とデザイン性の両面から、より快適でおしゃれな空間を演出できます。ぜひ、ご自宅の雰囲気や目的に合ったのれんを探してみてください。

