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のれん すだれ 違い

のれん (暖簾) と すだれ (簾) は、どちらも日よけや目隠しとして使われる日本の伝統的な間仕切りですが、素材、用途、見た目に大きな違いがあります。


のれん (暖簾)

  • 素材: 布製(綿、麻などの織物)が一般的です。
  • 形状: 複数枚の布が縦に割かれていることが多いです。一枚ものもあります。
  • 主な用途:
    • 店舗の入り口: 屋号や店名が染め抜かれており、そのお店の「顔」としての役割が大きいです。
    • 家の玄関や部屋の間仕切り: 目隠しや装飾、空調効率アップのために使われます。
    • 目隠し・日よけ・風よけ: 通りから中が見えにくくしたり、日差しや風を和らげたりします。
  • 機能:
    • 通り抜けがしやすく、出入りを妨げません。
    • お店の営業中を示すサインとしての役割も果たします(営業中は出し、閉店時はしまう)。
    • 基本的には透けず、プライバシー保護に優れています。

すだれ (簾)

  • 素材: 竹や葦(よし)などの細いひごを編んで作られます。
  • 形状: 細いひごを糸で編み上げたもので、巻き上げたり下ろしたりすることができます。透け感があります。
  • 主な用途:
    • 窓の外や軒下: 直射日光を遮り、室内への熱の侵入を和らげます。
    • 室内: 間仕切りや装飾として使われることもあります。
  • 機能:
    • 風通しが良い: ひごの隙間から風が通り抜けるため、日差しを遮りながらも涼しさを保てます。
    • 適度な目隠し: 外からは中が見えにくいですが、中からは外が見えるため、閉鎖感が少ないです。
    • 自然な雰囲気: 自然素材の風合いが魅力で、和風建築によく合います。

まとめ:主な違い

項目のれん (暖簾)すだれ (簾)
素材布(綿、麻など)竹、葦などの細いひご
形状縦に割れた布、一枚布編み上げたもの、巻き上げられる
主な用途店舗・家の入り口、間仕切り、屋号表示窓辺の日よけ、風通し、目隠し
機能目隠し、日よけ、風よけ、お店の看板、出入り容易日よけ、通気性確保、適度な目隠し、涼しさの演出
透け感基本的に透けない(目隠し性が高い)透け感がある(通気性が良い)

このように、どちらも日本の生活文化に根差した間仕切りですが、素材と機能、そしてそれに伴う用途が大きく異なります。

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