5人家族の食費
食べ盛りのお子さんがいる5人家族の食費は、ご家庭の状況によってかなり幅がありますが、一般的には月8万円~12万円以上が目安になるでしょう。
特に「食べ盛り」という点が重要で、成長期のお子さんは大人顔負けの量を食べたり、おやつ代もかさむ傾向があります。
【食費の目安】
- 節約をかなり意識した場合(自炊中心、外食少なめ、特売品活用): 月8万円~10万円
- 平均的なケース(週に数回の外食・中食あり、普段の買い物): 月10万円~12万円
- 食のこだわりがある、外食・中食が多い、お子さんが大きい場合: 月12万円以上
食費を左右する主な要因
- お子様の年齢と食欲: 中学生・高校生になると大人と同じかそれ以上の量を食べるため、食費は跳ね上がります。
- 外食・中食(お惣菜やテイクアウト)の頻度: これが多いと一気に食費は高くなります。
- 食材の選び方:
- 国産・無農薬などのこだわり食材を選ぶか。
- スーパーで特売品や見切り品を上手に活用するか。
- 業務スーパーやディスカウントストアを利用するか。
- 料理の頻度と内容:
- 全て手作りするか、加工食品やレトルト食品を多用するか。
- 献立を計画的に立てているか。
- 飲み物やお菓子の購入頻度: これらも積もり積もると大きな金額になります。
- 大人の昼食: お弁当を作るか、外で買うかによっても変わります。
食費を抑えるための節約術
食べ盛りのお子さんの栄養を確保しつつ食費を抑えるには、計画性と工夫が重要です。
- 献立の計画:
- 1週間分の献立を立ててから買い物に行くと、無駄な買い物が減り、食材の使い回しもできます。
- 旬の食材は安くて美味しいので積極的に取り入れましょう。
- まとめ買い・特売品狙い:
- 週に1~2回程度のまとめ買いを心がけ、特売のチラシをチェック。
- 業務スーパーなどを活用して、肉や米、調味料など日持ちするものをまとめ買いするのも有効です。
- 作り置きの活用:
- 週末に多めに作っておけば、平日の調理時間の短縮にもなり、外食・中食に頼る機会が減ります。
- お弁当のおかずにも使えます。
- おやつ・飲み物は手作りor大容量購入:
- 市販のお菓子やジュースは意外と高くつきます。手作りおやつや、大容量のお茶・麦茶を沸かすなどで節約できます。
- 外食・中食を控える:
- 「外食は月1回まで」「中食は週1回まで」など、ルールを決めるのも良いでしょう。
- 食材の使い切り・食品ロス削減:
- 冷蔵庫の中身を把握し、使い切る工夫をしましょう。余った野菜はスープや炒め物に、肉は下味冷凍するなど。
- お弁当持参:
- ご夫婦の昼食だけでなく、お子さんのお弁当も積極的に作ることで、かなりの節約になります。
大切なこと
食べ盛りのお子さんにとって、栄養バランスの取れた食事は成長の基盤です。食費を抑えることも大切ですが、無理な節約で栄養が偏ることがないよう、タンパク質(肉、魚、卵、大豆製品)や野菜をしっかりと摂らせることを第一に考えてください。
まずは数ヶ月、家計簿アプリなどで食費を記録して、ご自身の家庭の平均的な金額を把握することから始めてみましょう。そうすれば、どこに無駄があるのか、どこを節約できるのかが見えてきます。
固定費の節約が大事
固定費の節約は非常に重要です。一度見直せば、毎月継続的に効果が出るため、家計改善に大きなインパクトを与えます。
主な固定費と、その節約ポイントをいくつかご紹介します。
- 住居費(家賃・住宅ローン)
- 家賃の見直し: より安い物件への引っ越しを検討する。
- 住宅ローンの借り換え: 金利が低いローンへの借り換えで、毎月の返済額を減らせる可能性があります。
- 火災保険・地震保険の見直し: 補償内容と保険料を比較し、不必要な特約がないか確認する。
- 通信費(携帯電話・インターネット)
- 携帯電話(スマートフォン):
- 格安SIM(MVNO)への乗り換え: 大手キャリアから格安SIMに替えるだけで、毎月数千円安くなることが多いです。
- プランの見直し: 自分のデータ使用量に合ったプランに変更する。
- 不要なオプションの解約: キャリアが提供する保証サービスやエンタメ系オプションなど。
- インターネット回線:
- プロバイダの見直し: より安価なプロバイダや光回線プランに乗り換える。
- スマホとのセット割の活用: 契約している携帯電話キャリアと連携できる割引がないか確認する。
- 携帯電話(スマートフォン):
- 保険料(生命保険・医療保険・自動車保険など)
- 必要性の見直し: 本当に必要な保険か、補償額は適切かを確認する。
- プランの見直し: 貯蓄型保険から掛け捨て型保険への変更など、保険の種類やプランを見直す。
- 複数社比較: 同じような補償内容でも保険会社によって保険料が異なるため、複数の保険会社を比較検討する。
- 自動車保険の等級割引: 等級が進むと保険料が安くなるので、安全運転を心がける。
- サブスクリプションサービス
- 利用状況の確認: 契約している動画配信サービス、音楽配信サービス、フィットネスジム、ソフトウェアなど、本当に使っているものだけ残し、使っていないものは解約する。
- 家族割・年払い: 利用頻度が高いものは、家族割や年払いオプションで割引が適用されないか確認する。
- 自動車関連費用
- 自動車の維持費: 車検費用、自動車税、ガソリン代、駐車場代など。
- 必要性の検討: 本当に車が必要か、カーシェアリングやレンタカーで代用できないか検討する。
- 駐車場代の見直し: もっと安価な駐車場がないか探す。
固定費節約の進め方
- 現状把握: まず、毎月何にいくら払っているのか、クレジットカードの明細や銀行口座の引き落とし履歴などで全てリストアップします。
- 削減可能性の検討: それぞれの項目について「本当に必要か」「もっと安くできないか」を検討します。
- 行動: 見直しが決まったら、実際に契約変更や解約手続きを行います。
変動費の節約も大切ですが、一度見直せば自動的に節約効果が続く固定費の見直しは、家計管理の第一歩として非常に有効です。ぜひ、ご自身の固定費を見直してみてください。

