生活保護を受給している人がクレジットカードを持つことは 法律上禁止されていません。しかし、利用にはいくつかの制限や注意点があります。
① クレジットカードの新規発行は難しい?
生活保護を受給していると、クレジットカードの新規発行が 難しい場合が多い です。理由は以下のとおりです。
- 審査に通りにくい
- クレジットカードの審査では、安定した収入があるかが重要視されます。
- 生活保護費は「収入」と見なされず、働いていない場合は無職となるため審査で不利になることが多いです。
- 勤務先情報が必要になる
- クレジットカード申し込み時に「勤務先」を記入する必要があることが多いです。
- 無職のまま申し込むと、審査で落ちる可能性が高くなります。
② すでに持っているクレジットカードは使える?
生活保護を受給する前に すでに持っているクレジットカードは、そのまま使える ことが多いです。ただし、以下の点に注意が必要です。
- 利用額が多いと問題になる
- 生活保護費は「最低限の生活費」として支給されているため、高額なクレジットカードの利用が発覚すると「不適切な支出」と判断される可能性があります。
- 贅沢品や娯楽目的の利用は避けた方が安全です。
- リボ払いや分割払いは避ける
- 生活保護を受けている間は、新たな借金を作ることが禁止されています。
- リボ払いや分割払いは借金とみなされ、自治体によっては問題視されることがあります。
- カード会社の更新審査に落ちる可能性
- クレジットカードの有効期限が切れる際、新たに審査が行われることがあります。
- その際に「収入がない」と判断され、更新できなくなる可能性があります。
③ デビットカードやプリペイドカードの活用
もしクレジットカードの発行が難しい場合は、デビットカードやプリペイドカードを利用するのも一つの方法 です。
- デビットカード
- 銀行口座の残高内でのみ使えるため、借金にならない。
- クレジットカードと同じようにオンライン決済や店舗決済が可能。
- 例:楽天銀行デビットカード、三菱UFJデビットカード など。
- プリペイドカード
- あらかじめチャージした金額の範囲内で使える。
- クレジットカードのようにネットショッピングでも使える。
- 例:Visaプリペイドカード、au PAY プリペイドカード など。
④ クレジットカード利用が生活保護停止につながることはある?
基本的に、クレジットカードを持っているだけでは生活保護が打ち切られることはありません。ただし、以下のケースでは問題視される可能性があります。
- 多額の支出が発覚した場合
- 高額な買い物や旅行、娯楽費の使用が目立つと、福祉事務所から「生活保護の趣旨に反する」と指摘される可能性があります。
- 借金(リボ払いやキャッシング)をしてしまった場合
- 生活保護受給者は、新たな借金をすることが原則禁止されています。
- クレジットカードのキャッシング機能を利用すると、生活保護の打ち切りにつながる恐れがあります。
- 収入とみなされるポイント還元がある場合
- 一部のクレジットカードは、利用額に応じて高額なポイント還元が得られます。
- 自治体によっては「収入」とみなされ、申告が必要になるケースもあるため注意が必要です。
⑤ まとめ
項目 | 可能かどうか | 注意点 |
---|---|---|
クレジットカードの新規発行 | ほぼ不可 | 審査で収入が問われるため難しい |
既存のクレジットカード利用 | 可能 | 高額利用・リボ払い・キャッシングはNG |
デビットカードの利用 | 可能 | 口座残高内で使えるため安心 |
プリペイドカードの利用 | 可能 | 事前チャージ式なので使いすぎの心配なし |
クレジットカードのポイント還元 | 可能だが注意 | 還元額が多いと「収入」とみなされる可能性あり |
💡 おすすめの方法
生活保護を受給している場合、クレジットカードを無理に使おうとするとトラブルになる可能性があります。
発行前にケースワーカーへの確認をするのがおすすめです。
✅ デビットカード や プリペイドカード を活用すれば、安全にキャッシュレス決済ができます。
✅ どうしてもクレジットカードを使いたい場合は、すでに持っているカードの適切な管理 を心がけましょう。