ペイペイはポイントの貯まりやすさやクーポン発行率が高いことで評判!でも、最近SNSで「デメリットが多い」という意見をよく見かけます。
今からペイペイアプリを導入する人は、デメリットの方が大きい可能性があります。
知名度の高いQRコード決済「ペイペイ(PayPay)」は、小さなお店でも導入していることもあって便利。なぜ今後デメリットが増えるのか、メリットはないのかなど実際に使ってみてわかった部分をお伝えします。
私のペイペイの使い方
今までペイペイを使って思ったデメリットの前に。
メインで使うキャッシュレス決済ではない。アンインストールして完全に抹消するのはもったいないアプリです。
そもそも、私がペイペイを使った理由は、次のポイントが大きかったからです。
・使用料が無料(現金払いよりお得)
・ポイントの二重取りができる
・小さな商店でも利用できる
利用目的で一番大きかったのが「ポイント付与」です。
ペイペイアプリのサービスが開始された当時は、どのキャッシュレス決済よりもポイントの貯め方がダントツでお得でした。
使い方次第では、ポイントの三重取りも可能でした!
現在、ヤフーカードとは現在のPayPayカードのことで、1回のショッピングで3つのポイントを獲得できたのです。
それが今はペイペイの条件変更により、ポイント三重取りどころか、二重取りすらできない状況へ。
ペイペイの決済手数料が有料になり、さらにデメリットが増えました。
今までペイペイの導入費用が無料だったのが、2021年10月から決済手数料が1.60%~1.98%かかります。
決済システム利用料が有料になったことで、お店側のデメリットも増えたのです。その結果、ほぼ原価に近い値段で商品を販売していた小さなお店は、ペイペイ導入を次々廃止。
近所の小さな商店はもちろん、いつも行っていたスーパーもペイペイが使えなくなったのです。
ずっと使っていたペイペイ、ポイントの貯まりにくさや使える店が少なくなったことで、私にとってデメリットが増えています。
とはいえ、まだまだ使えるお店が多いので、ペイペイはサブキャッシュレス決済として利用しています。
【デメリット】ペイペイを使って感じたこと
ペイペイを使ってみて、具体的にどんな部分がデメリットだったのか。詳しくまとめたので、「使い続けるべきか」と悩んでいる人は参考にしてください。
還元率が初期の1/6まで下がった
ペイペイは、ポイント還元率の高さが人気のひとつです。
現在のポイント還元率は0.5~1.5%。ステップしなければ0.5%です。
「ペイペイで支払うだけで0.5%もポイントが貰えるの!」と思う人は多いと思いますが、実は昔に比べて還元率は1/6まで下がっています!
ポイント還元率 | |
2019年10月1日から | 基本3%→1.5%へ |
2020年2月1日から | 1%(Tポイント)廃止 ※ヤフーカードでPayPayへチャージ・決済分 |
2020年4月1日から | 基本1.5%→0.5% |
簡単にまとめると、ペイペイの基本ポイント還元率が3.0%から0.5%に引き下がりました。
今までもそうですが、突然驚くような条件変更の発表が起こるので、今後もポイント還元率に関するデメリットは増えると予想しています。
現在、条件をクリアすると最大1.5%まで還元率が引き上がる「PayPaySTEP」があります。
例えば、1ヶ月の間に300円以上を30回か10万円以上をペイペイ残高払いをすると還元率が1%へ(条件クリアで基本還元率へ+0.5%)。
さらに加えて「ペイペイあと払い」にすると+0.5%が加算されて、最大1.5%の還元率が受けられます。
ペイペイを使うだけで0.5%のポイント還元ですが、よりポイントを多くゲットするには利用回数や利用額、支払い方法の条件を達成しないといけません。
利用上限額が低い
ペイペイの最低利用限度額は5,000円です。使いすぎ防止にはいいけど、ペイペイをメインで使っていると足りません。
財布から現金を出さないので、お金の把握がしづらい。使いすぎることがあります。
最低限度額が5,000円なのは「本人認証をしていないクレジットカードを使っている」人です。
ペイペイの利用限度額は、支払い設定によって高くできます。条件と上限額は、次の表を参考にしてください。
条件 | 過去24時間 | 過去30日間 |
本人認証が未設定のクレカ | 5,000円 | 5,000円 |
本人認証設定済みのクレカ | 2万円 | 5万円 |
青バッジ+本人認証設定済みのクレカ | 25万円 | 25万円 |
ペイペイ残高 | 50万円 | 200万円 |
ペイペイあと払い | 50万円 | 200万円 |
ペイペイは不正利用を防ぐために、本人認証サービス(3Dサービス)を導入しています。
ただクレジットカードの中には、3Dセキュアの本人認証が未対応の場合があります。詳しくはペイペイと連携しているクレカ会社の公式サイトで確認、またはお問い合わせするとわかりますよ。
本人認証サービスはなりすましでペイペイを利用するために必要ですが、設定完了まで手間がかかるのがデメリットです。
ペイペイポイントの使い道が不自由
あれこれ工夫して還元率を高めながらペイペイポイントを貯めているけど、決済以外で使えないのは大きなデメリットです。
まず、ペイペイには2種類の便利な機能があります。
・出金(払い出し)
・送金(送る、わりかん)
「ペイペイポイント」と「ペイペイボーナスライト」は、上記2つのサービスを使えません!
2つのペイペイ残高は決済のみ利用可能です。誰かに送ったり引き出すことができないのは、少し不自由ですね。
そしてペイペイボーナスライトに関しては、有効期限がポイント付与から60日以内に使い切らないと消滅します。
しかし、2021年2月1日にペイペイボーナスライトは廃止され、有効期限が無期限のペイペイボーナスに統一されました。
チャージが不便
ペイペイは、さまざまなクレジットカードや銀行からチャージできません。ペイペイのチャージ方法は、次の種類のみです。
・銀行口座
・クレジットカード(PayPayカード)
・キャリア決済(ソフトバンク、ワイモバイルまとめて支払い)
・セブン銀行ATM(現金チャージ)
・ローソン銀行ATM(銀行チャージ)
・ヤフオク!(売上金チャージ)
・PayPayフリマ(売上金チャージ)
・PayPayあと払い
例えば、クレジットカードは「PayPayカード」のみ。現金はセブン銀行とローソン銀行のATMと一部のサービスのみ利用できます。
みずほ銀行や三菱UFJなどのメガバンクからチャージできないのは不便です。
現金をチャージするには、セブン銀行やローソン銀行へ出向かないといけませんが、それぞれの口座を持っていなくても利用できます。
口座を持っていなくてもチャージできるのは便利ですね!
ペイペイ不足分を別の方法で支払えない
支払い時、ペイペイ残高が足りない分を、クレジットカードや現金の併用はできません。
不足した2,000円分は、その場でペイペイへチャージすることでコード決済ができます。
ペイペイ残金をすべて使い切りたい時、不便ですね…。
ペイペイに限らずQRコード決済の多くは、不足分を他の支払い方法と併用するのはNGです。
ファミペイの場合、不足分を現金で支払えました!
コード決済の種類や加盟店によって対応が違うので、必ずしも「QR決済+現金」の組み合わせができるとは限りません。
私がファミペイと現金の併用払いができたのは偶然であって、他のお店では対応できない可能性もあるでしょう。不足分を現金で支払えるか、会計の前に店員さんに確認するのが確実です。
通信環境が悪いと使用NGが多い
ペイペイはインターネットの速度や電波によって使用できない場合があります。
通信環境が悪いとコード決済が不安定になるのは、ペイペイに限った話ではありません。
QRコード決済(バーコード決済)は、支払いに必要なコードをアプリ上で表示しなければ支払いが完結できないので仕方ない話です。
何度か電波がなく使えなかったので、最近はサブコード決済としてペイペイを使っています。
詳しくは「ペイペイはやめたほうがいい?4つの理由から私は決済方法を使い分け!」の記事で紹介しています。
ペイペイのデメリットは支払い方法で変わる?
ペイペイの支払いは、「先払い」と「後払い」の種類があります。
先払いは、翌月にまとまったお金を支払いたくない人や借金が嫌いな人に便利なサービスです。
残高不足にならないように、PayPayマネーの確認やチャージするのはデメリットですね。
後払いは、こまめなチャージが面倒な人や手元に現金を用意できない人に便利なサービスです。
お金の管理ができないと大きなデメリットでは?1ヶ月後に高額請求されそうですね。
ペイペイは独自の「PayPayあと払い」サービス機能があり、クレジットカードのように翌月まとめて使った分を登録口座から引き落とせます。
あと払いは高額請求が心配なので、今まで通りクレカ決済でいいかな。
2023年8月1日からクレカ決済が廃止されることが決まりました!
ペイペイは「Visa、Mastercard」のいずれかのブランドであれば、どの会社のクレジットカードも登録できました。
今後はサービス改訂により、PayPayカード以外のクレカを登録している人は、デメリットが出てきます。
運営会社のトラブルで見る!ペイペイのデメリット
ネット検索で「ペイペイ 運営会社」と入力するだけで、「ペイペイ 運営会社 中国」と出てきますが、実際は違います。
ずっと中国資本の企業だと思っていました。
ペイペイ(PayPay株式会社)は、2018年6月にソフトバンクとヤフーの企業によって設立。2つの企業はソフトバンクホールディングスの子会社で、れっきとした日本の会社です。
「日本の企業だから大丈夫!」とは限りません。
今までのペイペイにまつわるトラブルやニュースを見ていると、少しデメリットに感じる部分もあります。また、ペイペイだけではなく、QRコード決済だからできるトラブルも心配です。
個人情報の流出
2020年11月28日、ペイペイはブラジルからのアクセス履歴1件を確認したと報告しています。
不正アクセスの最大件数は2000万件以上!原因は、約1ヶ月半のアクセス権限の設定不備と発表しています。
不正アクセスによるトラブルは確認していないと報告していますが、アプリを使う立場からすると大きなデメリットでしょう。
QRコード盗撮と悪用
ペイペイに限ったことではありませんが、QRコード決済(バーコード決済)の画面を第三者が盗撮し、悪用するトラブルがあります。
スムーズに決済をするために、レジに並んでいる時からペイペイの画面を立ち上げておく人も多いでしょう。
実はこの行動がとても危険で、いつ誰が盗撮するかわかりません!実際に、QRコードの盗撮事件は発生しています。
コード決済をする時はレジに立ってから開く。または、コードを他人に見えないように隠すようにしてくださいね。
ペイペイ経由のクレカ不正利用
SNSで一時騒然となったのが「クレジットカードを不正利用された」というトラブルです。
PayPayはブランドの指定がありますが、さまざまなクレジットカードと連携できます。とても便利なので、多くの人は紐づけていることでしょう。
ただ一連のトラブルを受けて、ペイペイ運営会社側からは「クレジットカードの情報漏洩はない」と報告されています。
どういった経緯でPayPay経由で、クレカの不正利用がおこなわれているのか分かっていません!
使っていないのにクレジットカードにペイペイから請求が来た時は、すぐにカード会社へ連絡しましょう。
税金をペイペイで支払うデメリットは?
水道代や税金などの請求書払い(コンビニ後払い)は、一部のみですがペイペイ払いができます。
税金でペイペイ払いするメリット
悪天候でも体調が悪くても、期日ギリギリの支払いを自宅で完結できるのが魅力的!
ただ一方で、デメリットもあります。
他にも、税金によってペイペイで支払うとデメリットがあります。
ペイペイのデメリット①自動車税
ペイペイで自動車税は支払えますが、次のようなデメリットもあります。
・自治体によって軽自動車税が支払えない
・納税証明書の発行が約2週間かかるなど
軽自動車と普通自動車の管轄が違うので、自治体によっては軽自動車税のみペイペイ払いNGとするケースもあります。
軽自動車税をペイペイで支払い、ポイントを貯めようとしている人には死活問題ですよね。ポイ活している人は、支払日が過ぎないように自治体に確認した方がいいでしょう。
また、自動車税を自宅でペイペイ払いすると「納税証明書の発行なし」です。
以前まで、車検時に納税証明書の提示が必要でしたが、2015年4月から自動車税納税証明書の確認が電子化されたので省略できるようになりました。2023年1月から軽自動車も同様の理由で提示不要です。
ただし、軽自動車税(種別割)も自動車税(種別割)のいずれも、納付システムで情報が確認できることが前提です。
ペイペイで自動車税を納付後、最大4週間かかるので、税金を支払ってすぐ車検がある人は気をつけてくださいね。
ペイペイのデメリット②固定資産税
ペイペイで固定資産税を払えますが、次のようなデメリットがあります。
・「ペイペイ残高のみ」支払いOK
・領収書の発行なし
・自治体により対象外など
大きなデメリットなのが、領収書の発行ができないことです。ペイペイ払いした情報はアプリの履歴で確認できますが、支払履歴のスクショやコピーをしても領収書の代わりとして認められません。
例えば、自営業で住宅兼事務所としている場合。確定申告で固定資産税の領収書の提出ができません。
領収書の発行はありませんが、納税証明書は発行可能です。発行場所は市区町村の役所で相談しましょう。
ペイペイのデメリット③:住民税
ペイペイで住民税を支払えますが、次のようなデメリットがあります。
・領収書の発行なし
・「ペイペイ残高のみ」対象など
固定資産税と同じく、住民税も領収書の発行がありません。支払い履歴書はあくまで履歴なので、領収書の代わりにはなりません。
納税証明書は市区町村の役所で相談を受け付けていますが、ペイペイで支払った情報が役所に届くまで最大4週間かかります。
今すぐに納税証明書が必要な場合は、ペイペイではなく現金で支払った方が早いでしょう。
Amazonでペイペイを使うデメリットは?
2022年5月からペイペイがAmazonで使えるようになり、さらに便利にネット通販ができるようになりました!
Amazonで買い物する時はPayPay払いにして、ポイント還元率を増やしています。
ポイント還元率の基本がガクンと減ってしまったペイペイですが、PayPayステップにより最大1.5%までアップできます。
PayPayステップをクリアするために、Amazonの支払い方法をペイペイにしたところ、効率よく還元率がアップできました。
デメリットはないの?
Amazonでペイペイ払いするには、デメリットもあります。
一部サービスは利用できない
Amazonでペイペイが使えると知った時、ふと頭の中でよぎったのがポイント二重取りです。
Amazonとペイペイのポイントをダブルでゲットできる!
しかし、Amazonでペイペイが使えるのは一部のみ。お得な利用方法ができそうなサービスは、ペイペイ払いができないのです。
Amazonフレッシュの他、ライフやバローでの注文分も、ペイペイ払いができません。よく利用する人なら、PayPayステップも即クリアできるのに残念ですよね。
また、食品や日用雑貨の節約で利用している人も多い「定期おトク便」もペイペイ払い不可!
定期おトク便って、1回でもキャンセルのペナルティがないから便利ですよね。
値引き率の高い商品も多い定期おトク便、ペイペイ払いができるならメリットが増えると思っていましたが、使えないのは大きなデメリットです。
ペイペイ残高は一部のみ利用OK
Amazonで使えるペイペイは2種類のみです。
・PayPayマネー
・PayPayポイント
利用率の高いPayPayマネーライトは、Amazonで利用不可なのです。
PayPayマネーライトとは、PayPayカードやPayPayあと払い、キャリア決済のチャージ分の残高です。
クレカからのチャージとPayPay利用でポイント二重取りができない!
Amazonでペイペイを利用するには、本人確認と連携が必要です。支払い時、利用可能のペイペイ残高がAmazonの管理画面で表示されます。
この点は親切なメリットですが、使える思って期待しながらAmazonで買い物したのに、会計時に「PayPayマネーライトが使えない!」と知るのは大きなデメリットですよね。
ポイント還元率が意外と低い
Amazonの買物額をペイペイで支払うと、ポイント還元率は0.5%です。
基本ポイントですね!
Amazonで使えるペイペイは「PayPayマネー、PayPayポイント」のみです。
PayPayマネーとは、本人確認後に銀行口座やコンビニATM(セブン銀行、ローソン銀行)からのチャージ分。ヤフオク!やPayPayフリマの売上金をチャージした残高。
Amazonでペイペイ払いをできるのは便利。でも、ポイントで見ると「ペイペイ払いした分のみ(0.5%還元)」なのはポイ活中の人にとってデメリットです。
ポイント還元率のMAX1.5%を達成するには、Amazonでたくさん買い物してPayPayステップをクリアするしかありません。
知恵袋を調査!ペイペイのデメリット【口コミ】
他にもペイペイのデメリットはあるのか、知恵袋などネットの相談サイトを調査してみました。
PayPayカードしか登録できない
ペイペイは2023年8月から、PayPayカード(PayPayカード ゴールドカード)のみしか提携できません。
・2023年7月にクレカ決済の新規登録受付を終了
・2023年8月1日から登録済みカード情報の抹消
つまり、PayPayカード以外のクレジットカードの新規登録や決済ができなくなります。
現在のような環境でPayPayを使いたいなら、次の支払い方法を利用するしかありません。
・PayPayカードの作成やアプリへ登録
・PayPayあと払いサービスの利用
・銀行口座登録(即時振込でチャージ)
・コンビニATMでチャージ
PayPayあと払いとPayPayカードは名称が違うだけで、サービス内容はほぼ一緒です。
大きな違いといえば、利用できる場所ですね!
PayPayあと払いは、ペイペイ加盟店のみ使用OK。PayPayカードはクレジットカードが使えるリアル店舗や通販などで使用できます。
QRコード決済でペイペイだけ使っているなら、PayPayカードの作成はメリットが大きいでしょう。
でも、他のクレジットカードと比較すると、デメリットに感じる部分もあります。
・付帯サービスが少なめ
・Amazonや楽天などの還元率が低い
・新規入会特典は「新規者」のみ
PayPayカードは国内旅行障害保険(最高2000万円)のみ付帯しています。海外旅行障害保険やショッピング保険の付帯がないので、海外旅行する人にとってデメリットは大きいでしょう。
また、PayPayカードに新規入会すると、次のような特典が受けられます。
・2000円相当のポイント(入会後すぐ)
・3000円相当のポイント(期日まで3回利用)
新規入会特典の内容は時期によって違いますが、とてもお得なチャンスは見逃せません!
でも、この入会特典は「新規者」だけのサービスです。
・ヤフーカードからの切り替え
・過去に発行して現在は退会
上記の人は特典を受けられません。現在であれば、最大5000円相当のペイペイポイントが貰えるのに、サービスを受けられないのはデメリットに感じる人も多いでしょう。
ペイペイを使えない店が増えた
QRコード決済のメインにペイペイを使い続けて思ったこと。
最近、ペイペイが使えない店が増えた!
ペイペイの公式サイトを見る限り、加盟店の減少傾向はありませんでした。むしろ、増えています。
私の周辺でも「ペイペイをやめた」というお店が増えています。確実に!
SNSを調べてみると、どうやら私だけではなく、他のエリアでも似たような現象が起きていることがわかりました。
なぜペイペイが使えない店が増えたのか、理由を探ったところ、次のような事がわかりました。
・決済手数料がかかる
・プランによって1.98%(手数料)
今までペイペイの決済手数料は0円でしたが、途中から1.6%~1.98%かかります。
手数料はPayPayマイストアのライトプラン(1,980円/お店毎)なら1.6%ですが、それ以外は1.98%です。
今まで0円だったのが有料へ!さらに、プランの可否によっ決済システム料が変わるのは、お店にとってデメリット。
とはいえ、ペイペイは他のQRコード決済に比べると決済手数料は業界で最安水準です。他のキャッシュレス決済に比べてペイペイが使えるお店はまだまだあります。
決済手数料の有料化によって売上が落ち込む小さなお店は、ペイペイを辞めるケースが多いみたいですね。ペイペイ加盟店は街のあちらこちらでたくさんあるので、使い方次第で変わってきます。
ペイペイあと払いのデメリットは?
ペイペイあと払いのサービスが開始されてから、「便利!」との声をよく耳にするようになりました。
一般的に、ペイペイを使う時は銀行口座やクレジットカードなどからチャージして使います。チャージしようと思ったけど、
・残金不足で買い物できなかった
・チャージしたいけど現金が手元にない
・クレカを連携させていない
などの理由から、ペイペイが使えない状況もあるでしょう。
こういった悩みを解消してくれるのが、ペイペイあと払いのメリット!
ペイペイあと払いとは、使った額が翌月に登録口座から引き落とされるサービス。利用は年会費永年無料、利用明細の確認や各種手続きはアプリ内で完結です。
仕組みはクレジットカードとほぼ同じで、翌月1回払いなら手数料が取られません。
メリットの大きなサービスですが、デメリットもあります。
審査完了まで時間がかかる
ペイペイあと払いサービスを利用するには、審査に合格しないといけません。
審査時間は平均翌日、長ければ数日かかります。
申込条件はクレジットカードを作る時と同じで、ある程度生活力が必要です。
・18歳以上(高校生NG)
・安定した収入がある
・延滞や滞納がない
・過去に金融トラブルがないなど
ペイペイあと払いは、一時的に消費者に代わって運営者がお金を立て替えてくれるサービスです。そのため、審査では信用度を一番重視するので、一定の年収と勤続年数が必要です。
延滞や滞納など、金融事故が多いと審査に時間がかかる可能性が高いです。
使い方次第で手数料が発生
ペイペイあと払いの手数料は、翌月27日1回払いであれば手数料無料です。
多くの人は1回払いで利用しますが、支払いが間に合わなかったりリボ払いを選択したりすると手数料がかかります。
支払い方法 | 手数料 |
延滞 | ・年率14.6%の遅延損害金がかかる |
リボ払い | ・利用明細ごとに手数料率を計算 |
分割手数料 | ・回数により実質年率が変わる ・利用代金に応じた手数料 【例】 12.19%/3回払い (100円あたり2.04円の手数料) 14.57%/5回払い (100円あたり6.80円の手数料) |
分割手数料は3回払いから実質年率が発生します。最高48回払いまでできますが、その分、実質年率も高まるので気をつけてくださいね。
無駄使いしがち
ペイペイあと払いは、面倒なチャージ不要。さらに、手元に現金を用意せずにコード決済ができるのが魅力的!
でも、2つの手間が省けた分、気づかないうちに使いすぎている可能性があります。
翌月、10万円の請求が来た人を知っています。
手元に現金がなくても買い物やサービスを利用できるペイペイあと払いは、翌月の請求額に絶句する人も多いです。使い方は自由ですが、使いすぎると自分に返ってくるので計画的な利用が必要です。
利用限度額に上限がある
ペイペイあと払いは使いすぎを防ぐため、利用時間や日に合わせて限度額を設定しています。
本人確認 | 過去24時間 | 過去30日間 |
まだの人 | 2万円 | 5万円 |
済みの人 | 50万円 | 200万円 |
本人確認が済んでいない人は、1ヶ月に5万円までしか利用できません。
本人確認済みの人は1ヶ月に200万円分使えるので、大きな家具家電の買い物ができます。上限額が大きい分、翌月の支払いも大変になるので気をつけてくださいね。
お店によって利用できない
ペイペイあと払いは、すべての加盟店で利用できるわけではありません!
例えば、次のようなお店は利用NGです。
・請求書払い
・PayPayマネー限定加盟店
・PayPay残高限定加盟店
・ペイペイあと払いNGのネットサービス
例えば、毎年5月~6月に届く自動車税の支払いなど。ペイペイは請求書払いに対応しているので、コンビニに行かなくても自宅で支払いを完了できます。
ただし、ペイペイあと払いは請求書払いができないので、他のサービス(ペイペイへチャージ)を利用しなくてはいけません。
ペイペイあと払いサービスだけに頼った使い方をしていると、不便に感じる部分もあるでしょう。
【メリット】ペイペイは良いところもある!
ペイペイのデメリットをたくさん紹介してきましたが、もちろん良いところもあります。
利用できるお店が多い
「ペイペイ導入を辞めるお店が増えている」とデメリットでお伝えしましたが、実際は利用できるお店が増えています。
※公式サイトを見ると、ペイペイが使えるお店が毎週のようにアップされていますね。
全国展開するコンビニはもちろん、ドラッグストアや飲食店、ネット通販などさまざまなサービスで利用できます。
さすがQRコード決済の中で、圧倒的な知名度を誇るだけありますね!
クーポンを発行するお店が多い
現在、さまざまなキャッシュレス決済を使っていますが、ペイペイを全く使わなくなったわけではありません。
使い分けする理由は「クーポン」を利用するためです。
ペイペイは加盟店が多いので、その分、クーポンを発行するお店も多いんです!
リアル店舗だけではなくインターネット上のお店やサービスでもクーポンが使えるので、会計する前にまず「ペイペイをチェック」するのが欠かせません。
ポイントが貯まりやすく使いやすい
ペイペイは使い方によってポイントの二重取りができ、さまざまな場所で使えるのがメリットです。
Amazonで買い物をすると、ペイペイとAmazonポイントをそれぞれゲットできます。
例えば、ペイペイポイントの還元率が1%、Amazonポイントが2%の還元率。Amazonでノートパソコンを買ったとします。
ノートパソコン代 | 5万円 |
ポイント獲得額 | ペイペイ:500P Amazon:1000P |
支払いをペイペイにするだけで、2つのサービスのポイントを獲得できます。
ポイントの利用方法は、ペイペイ加盟店(=ペイペイポイント)、Amazon(=Amazonポイント)と限定されていますが、どちらも豊富な商品やサービスが選べるのでとても便利です。
また、ペイペイポイントはソフトバンクやワイモバイルの携帯料金として支払えます。
ポイント獲得方法を駆使することで、スマホ代の節約にもつながりますよ。
ユーザー同士の送金が便利
ペイペイ残高に限りますが、ユーザー同士であれば「送金」機能を使ってお金の移動ができます。
送金できるペイペイ残高は、「PayPayマネー」と「PayPayマネーライト」のみです。PayPayポイントは送金できません。
例えば、一緒に友人と外食した時に割り勘したお金を、相手のペイペイに送金!1円単位まで送金できるので、現金を持ち歩かないキャッシュレスユーザーも助かりますね。
請求書払いができて便利
ペイペイは請求書払いができるので、さまざまな支払いが便利になりました。
・水道代
・ガス代
・自動車税
・固定資産税
・国民健康保険税
・NHKなど
すべての自治体で対応しているわけではないので、一部の税金は支払えない可能性があります。
でも、今までは請求書が届いたら期日までにコンビニや銀行へ出向いて支払っていたのが、一部とはいえ自宅で支払い完結できるのは便利ですね。
残念ながらペイペイで請求書払いしてもポイントの還元率はありません。
ただ「PayPayステップ」のカウント対象なので、ポイント還元率アップに役立ちますよ!
ペイペイはデメリットが多め!使い方でお得になる
ペイペイユーザーとして、今まで使って感じたデメリットを伝えてきましたが、使い方次第でお得になるサービスであると改めて思いました。
クーポンやキャンペーン情報は外せません。
ペイペイクーポンでポイントアップ
ペイペイのデメリットを解消したいなら、クーポンのチェックは忘れないでください。
ほとんどが「ポイント5%還元」で、高ければ50%付与といったクーポンもあります。クーポンの情報は、毎週月曜日に新しくなるので、こちらも要チェックです。
超ペイペイ祭りは見逃せない
ネットニュースやテレビCMで流れている「超ペイペイ祭り(超PayPay祭り)」、しっかりチェックしていますか?
不定期で開催されるビックイベントで、運が良ければ買物した分が全額戻ってきます。
過去の頻度を見ていると、年に3回実施されています。開催時期は不定ですが、大体「春(2~3月)、夏(6~7月)、秋(10~11月)」に多いので見逃せませんよ。
ペイペイポイント運用で増やしてみる
「ペイペイポイントを増やしたい」「資産運用に興味がある」なら、ペイペイポイントの運用がおすすめです。
誰でも簡単にできる投資サービスで、ポイントを使った疑似運用の体験ができます。
ペイペイアプリを開いて「ポイント運用」という部分で利用できます。
ペイペイポイント運用のコースは5種類から選べます。
・金/ゴールドコース(長期運用向け)
・テクノロジーコース(短期運用向け)
・スタンダードコース(長期運用向け)
・チャレンジコース(短期運用向け)
・逆チャレンジコース(短期運用向け)
株やFXなど一度もやったことがない人は、チャレンジコースや逆チャレンジコースから初めて見るのがおすすめです。
ペイペイポイント1Pから運用でき、出し入れはいつでもOK。ペイペイポイント残高にチャージすることもできるので、プラスになるとお得ですよ。
まとめ
ペイペイを実際に使ってみて、デメリットに思ったのが次のポイントです。
・初期よりポイント還元率が1/6まで下がった
・利用上限額が低い(最低利用限度額5,000円)
・ペイペイポイントが使いづらい
・チャージ方法が不便
・ペイペイと現金の併用払いができない
もちろん、キャンペーンやクーポン、サービスによって、大きなデメリットと感じていません。むしろ、発行件数と確率の高いペイペイクーポンは利用価値が大きく、メリットのほうが大きく感じます。
ペイペイは使い方によってデメリットが大きくなるので、他のキャッシュレス決済と上手に使い分けすることをおすすめします。